先月の広島のたび 1日目 [おでかけ]

もうすっかり1ヶ月も前の話になってしまいました。
法事やらお彼岸参りやら、いろいろ重なってしまったせいもあって
1週間まるっとお休みを頂きまして、広島に行ってきました!

毎年この時期に開かれる「小笹屋竹鶴呑切会」に参加させてもらいました。
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今年で17回目になるそうです。

場所はいつもの賀茂川荘。
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私の夢でトラが出てきて仲良くなったというのはこの庭です(笑)

まず竹鶴社長からのご挨拶の後、石川杜氏から24BYの造りの概要の説明がありました。
今回は全てのもろみで冷却などの温度制御を全くしなかったそうです。
「完全発酵」とは何かという原点に立ち返り、アルコールをきらすことがすべてではない、
自然な発酵力にできるだけ任せて、もろみに委ねようという発想で
「絶対しないわけではないが、出来るだけしないでいこう」と思っていたそうなんですが
結果的に全く温度制御せず・・・なんと追水ももろみの温度制御もしない造りとなったそうです。

続いて「人を育てる」ということについてのお話。
杜氏という立場から、その存在意義、酒造業界全体に関わるお話を聞かせていただきました。
酒造業界だけでなく、いろいろと考えさせられる内容で、とても興味深く伺いました。


その後は利き酒です。
今回も60種類ほどのお酒が並び、1点ずつ採点しコメントの記入していきます。
造りの方針が見事に現れて、23BYあたりから日本酒度があまり高くなく
24BYでは口当たりが柔らかで甘みを感じたり・・・
竹鶴さんのお酒は2~3年寝てからが勝負と思っていただけに
「お!」と思ったものに熟成感が少なく24BYかと確認したときに驚いてしまいました。
しかし、23BYや22BYを通り越して、21BYと24BYが口に合うというのは面白いものです。
皆さん利き酒なので、含んでは吐きます。利き酒としては当然です。
でも私は飲んでこそのお酒だと思っているので、基本飲んでしまいます。
邪道なのはよくわかってますが、そうでなければ私はお酒を勧められないと思ってるからです。
60点も飲むと、さすがにお腹が一杯になりました(汗)

利き酒の後はホテルにチェックインしてレストランでの懇親会。
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今年も素敵なお料理が並び眼福口福でありました。
蔵人さんたちが、どんどんお燗をつけてくださり、お酒も進みます。

利き酒しながらいつも思うのですが「これは燗につけて利きたい・・・」って。
無理な話なのはわかってるんですけどねw

6月にご結婚された専務取締役の敏夫さんが奥様の陽子さんを連れてきてくださいました。
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陽子さんは柴犬好きとあって、とても気が合いそうな感じでしたが
二人で柴犬話を始めると止まらなくなるからダメと敏夫さんからダメだしをくらいました;
竹鶴さんでは、社長の奥様は「社長取締役」、陽子さんは「敏夫取締役」だそうです(笑)

広島はもとより、東京・北海道・福岡など全国から飲食店さんや酒屋さんが集まりますから
同席した方たちと名刺交換したり、お話を伺ったり
大阪の飲食店さんが広島の飲食店さんを紹介してくださったりと
交流を深められるのもこの会のいいところです。
2次会も含め、楽しく過ごしながらも勉強になることがたくさんありました。

食事の後、せっかくですから温泉につかりまして、いつもの2次会へ。
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後半は登酒店さんの四代目とロシュタンの田代さんとマニアックな話をしてたような・・・
終わらない宴会を抜け出したのは3時半だったと思います(笑)

いろんな方と出会いお話させてもらい、こちらの呑切会で出会った方と再会し友好を深め
普段あまり話せない大阪の飲食店さんたちとも交流を深められたりと、有意義な時間でした。
お会いした皆さん、お世話になった竹鶴酒造の皆様、ありがとうございました!
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