「るみ子の酒」のお手伝いに行ってきました [日々是好日]

「るみ子の酒」で有名な森喜酒造場さんで、モト摺り体験をさせてもらいました。
実は昨日もモト摺りがあったようで、皆さん徹夜作業をされたようですが、私がお邪魔したのは12月の最初の土曜日のことです・・・すみません、UPが遅くて;

土曜日の夜から三重に向かいまして、お蔵に着いたのは夜中近く。
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お蔵に着いた途端に、森喜社長がお酒を用意してくださいまして(嬉)、まだお仕事もしていないのに、早速の宴会タイム。
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見知った顔がいっぱいです(笑)。
二十歳になったばかりという学生さんや、初めてお会いする方たちもいて
わいわいと和やかに賑やかに飲みつつ士気を高めていきます(←言い訳;)。

12時を過ぎまして、お仕事の時間がやってきました。
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300キロのモトを、5つの半切にわけて用意されていました。
3人でリズムを合わせて櫂で摺り潰していきます。
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1ターン50回。それを5交代で合計250回で1つの半切が終了します。×5つ分。
1ターン目は摺るというよりもお米を動かすだけのような感じで、半切の周りをぐるぐる回って移動しながら、櫂を動かし続けます。お米が硬く重いので、かなりの力を要します。
3ターン目くらいからは、アタリが柔らかくなってきて、モトも滑らかに動くようになり、半切の周りを動くことなく、摺っている実感が出てきました。
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1回目のお仕事が終了して、1時間半ほどの休憩。
宴会の続きには、25BYのタンク違いのお酒を並べてくださって、1号2号3号と飲み比べも、みんなで色々意見を言いながら楽しかったです。1号は実にバランスがよく、2号は華やかで、3号は旨みがしっかりあって、違いがよくわかるタンク違いでした。
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さて、2回目のお仕事。
1ターン50回なのは変わらずで、2回目は3交代。合計150回摺ります。
すっかり滑らかになったモトは、モロミの櫂入れの方が圧を感じるくらいの緩やかさ。
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ヨーグルトの発酵段階のようなプツプツ感があるものの、モトの香りよりも半切の杉の香りの方が強く、食べてみると少しあっさりめの甘酒のような甘み。アルデンテより柔らかい感じです。
さらに2時間ほどの休憩を挟んで、3回目の作業は50回×2回の100のモト摺りを終えると、滑らかなプレーンヨーグルトのような状態になり甘みが一気に増しました。もちろん櫂で摺っているのですが、2時間ごとに溶けていくモトの過程を見ていると、櫂はあくまでもお米が溶けていくお手伝いで自然と時間がモトを作っていくのを実感できた気がします。

2回目と3回目の間で、簡単にお蔵を見学させてくださいました。
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釜場。

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麹室。小ぶりの蓋がたくさん積まれています。

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木槽でしぼられています。

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お蔵の中は迷路のようで、何度か迷子になりました(笑)

るみ子さんの粕汁を頂いて、始発電車で帰ってきました。
たくさんの貴重な体験をさせていただき、面白いお話を聞かせていただき、楽しい徹夜でした。
森喜社長、るみ子さんはじめ、森喜酒造場の皆様、何かとお気遣いくださりありがとうございました。
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