花巴さんに行ってきました [蔵元さま]

もう1月ほどたってしまいました…12月のアタマの話です。
「花巴」を醸す美吉野醸造さんにお邪魔してきました。
ここんとこ12月に橋本杜氏に会いに行くのが恒例となりつつあります。
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この日の吉野は意外と暖かくて、過ごしやすかったです。
でも、社長さんの話では、前日はとんでもなく寒かったとのこと…よかった~♪

橋本さんに、いくつかお聞きしたいことがあったのと、蔵を改装されたと伺ってたので、どんな様子か見てみたかったのです。「この日なら早めに終われるので…」というお話だったのですが、そんな日に限って井戸水を汲み上げるポンプが故障するとか、いろいろトラブルがあったようで、すみませんでした~
でも、おかげで社長さんや、橋本杜氏の奥様とゆっくりお話できて、それはそれで貴重な時間となりました。

お仕事の合間に蔵を見せていただきました。
古いお蔵だったので、なんと20センチも傾いていたのだとか・・・この夏に思い切って改装工事に踏み切ったのだそうです。壁がきれいにはがされ、新しい木の匂いが印象的なお蔵にリニューアル。
お蔵の屋根にはお酒造りの木樽を模した大きな鬼瓦があって(誰も知らなかったらしい)、釜場の壁に飾ってもらったそうです。
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麹室は変わりませんが、そのお隣の滑車のあったモト場は、出麹用のスペースになっていました。
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きれいにハゼ込んだ橋本さんらしい麹が出来上がっていました。
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以前、放冷の作業のお手伝いをさせてもらいながら、ギーギー音のする床に「どうしよう・・・大の男の人たちがドカドカ歩いてるにも関わらず、何かの拍子で私が床をぶち抜いてしまった恥ずかしすぎるっ」と、びくびくしてたことを懐かしく思い出しました(笑)。もうそんな心配はなさそうです。

じゃあ、モトはどこに行ったのかというと、1階に区切られたスペースができて、そちらに移動。
去年まではサーマルタンクのあった場所です。
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あの危険な2階の床にタンクが並んでいたのか~と思うと怖いですね;
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酒母の皆さんは、頑張って働いてはりました!
ただ、新しいモト場は、完全に新しい杉の板で仕切られているので、「蔵つき酵母は大丈夫?」という疑問が当然でてくるわけで・・・少しは賭けの部分もあるのでしょうが、橋本杜氏の理論では大丈夫そうでした。どちらかというと、私がお蔵に入ったときに「新しい木の匂いがしますね」と言ったことの方が気がかりな様子でした。ずっと過ごしていると鼻が慣れてしまいますもんね。ま、花巴臭(臭いという意味ではなく、独特の匂いという意味で)は木香になんか負けないとは思いますけどw

モト場が1階に下りてきたことで、もろみタンクの場所が少々圧迫されまして
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ぎゅーぎゅーになっておりました。
もろみタンクも覗かせてもらうと、いい香りの「はなともえ」がふつふつしておりました。後から聞いたお話によると、しばらく寒い日が続いていてモロミちゃんたちは元気が無かったそうなんですが、私がお邪魔した翌日、めっちゃ冷え込んだにも関わらずよく働いたんだそうです。「ともかさんに気合を入れてもらったみたいです」とのこと(笑)。お邪魔した日が暖かかったからだとは思いますが、ちょっと嬉しいですね。
新酒第一弾になるとおっしゃってたので、ただ今、当店ではこのお酒が飲めますよ~♪

その後、橋本杜氏のお仕事の終わるのを待って、お聞きしたかったことや前年度のお酒、また今期のお酒の計画など、いろいろ伺ってきました。そんな話のアレコレは、また店頭にて。
帰りに大和八木で見かけたイルミネーションは、とってもキレイでした。
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とても楽しい時間となりました。
橋本杜氏はじめ、お世話になった美吉野醸造の皆様、ありがとうございました!
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